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自動車税はどうあるべきか その1
- 2008/01/22(Tue) -
ぶっちゃけガソリン税はそのままでいいから、軽自動車の異常な優遇を見直した方がよっぽどいい(挨拶

なんか民主党が「ガソリン値下げ」とかいう耳触りのいい事をほざいているが、
事はそう単純な問題じゃないだろうにそれが何故判らんのかと小一時間。
そんな人気取りみたいな事ばっかやってるから民主党はいつまで経っても政権取れないんだよ。

という事で、書くつもりは無かったけども色々と思う所があったりするので
シリーズで何回かに分けてのんびり自動車税に対する雑感を1ドライバーとして書いていきたいと思います。
「のんびり」なので、いつ終わるのか、何回まで書くのかとかは判りません(ぁ

※先に言っておくと、単に安くて羨ましいからという理由でこんな事言ってるのではなく、
「税は公平にあるべし」という基本的な考えに則って主張してるだけです。ご承知おき下さい。
ついでにかなり長い上に過激な事を言ってるので、興味のない人は読まない方がいいです。

軽自動車税と普通自動車税の異常な差
例えば普通乗用車の場合、1.0L以下(トヨタ・パッソなどが該当)で29,500円、
1.0~1.5L(トヨタ・ヴィッツやホンダ・フィットなど、)で34,500円の自動車税がかかるが、
それに対して軽自動車はたった7,200円である。幾らなんでも差が極端すぎる。

よく大型車は環境に悪いから云々って言うけど、週末のドライブにしか使われない様な3ナンバー車より、
日常的な「足」として頻繁に使われる軽の方がよっぽと環境負荷は大きいんじゃないかと思う。

特に最近の軽は大型化して1t近くあるのがほとんどだし、
馬力不足を補うために過給機(いわゆるターボ)を搭載してるから、
ますます重量が増えてきて環境への負荷はイメージほどよくないのが現実。

参考までに、トヨタ・ヴィッツスズキ・ワゴンRスティングレーの緒元比較。
スティングレーの場合、DIクラスでは2WDで870kg、4WDで920kgに達しており、
燃費もヴィッツと比較して飛び抜けて優れている訳ではない。
また高速道路料金や重量税は「道路への負荷が少ない」という理由から優遇されているが、
現実には度重なる軽自動車の規格見直しによって車重面での差はなくなりつつあり、
優遇する根拠は薄くなってきているのだ。


そもそも軽自動車って?
現在、法律で定められている軽自動車の規格は以下の通り。

・長さ3.40m以下
・幅1.48m以下
・高さ2.00m以下
・排気量660cc以下

これらについては何度か上限寸法の引き上げが行われて現在の数値に至っている。
(重量の項目がないのがそもそもおかしいと思うのだが、これについては後述)

「軽自動車」という枠組みが出来たのは、戦後間もなくの事だ。
欧米と比較して自動車の普及率が著しく遅れていた日本において、
自動車を普及させる目的、いわゆる「国民車」構想に基づいて制定され、
輸入車との差を設け、国産車(とメーカー)を育てるという意図も含まれていた。
当初は排気量は360cc以下で寸法ももう少し小さかったが、
エアコンやカーオーディオなどの普及による重量増大、高速道路拡充への対応、
衝突安全性の強化などを理由に引き上げが行われ、前述の数字に落ち着いている。


軽自動車=我慢して乗る物ではなくなった
寸法や排気量に制限を受ける代わりに破格な値段を実現し、
日本の自動車普及を牽引してきた「軽自動車」だが、既にその役割は終えたと判断すべきだろう。

現在、走行性や居住性、装備の充実度などにおいて軽自動車は著しい進歩を遂げ、
日常的な場面においては普通車と遜色ないレベルに達している。
つい一昔前までは峠道で軽がノロノロ走って後ろに車の大行列、なんて光景は日常茶飯事であったが、
現在ではそんな事はほとんどお目にかかれない。
(余談だが、親父殿が運転するクラウン(3000cc)が急な上り坂で軽に余裕で抜かされる、なんて事も決して珍しくない。)

性能を犠牲にして乗る物ではなくなった以上、軽自動車に対する異常とも言える優遇措置は見直されるのが筋で、
それをまた「増税だ」なんて言うのはおかしいだろう。
法律や税制というのは時代や状況に応じて変えられるべきであり、また公平にあるべきものなのだから、
軽の性能が向上した今、それを見直すという事は何も問題がある事ではない。
「優遇」というのは、その被存在が大きなハンデを抱えているか、もしくは社会に対して良い影響をもつか、
そういった点を鑑みて適用されるべきものだろう。


「地方では足として必要」は優遇措置維持の理由にはならない
よくある主張が、
「地方では買物や送迎の足として自動車は欠かせず、軽自動車はその重要な役割を担っている。
優遇措置廃止は都市部に住む恵まれた人間の理論だ」というもの。
これについては、同じく公共交通が不足している場所に住む人間として言わせてもらう。
まず、ハッキリ言ってしまえば、それは理由にはならない。

優遇措置は日本のモータリゼーションに大きな役割を果たしたが、
それは同時に鉄道やバスなどの公共交通の衰退をももたらした。
特に運行本数が少ない地方においてその傾向は顕著になり、
戦後半世紀の間に数多くの企業が路線廃止もしくは規模の縮小を余儀なくされた。
そして公共交通が衰退するとますますマイカーへの依存度が高まり、
それによって更に経営が悪化し…という悪循環に陥ったのである。

マイカーの過剰な普及は、同時に中心市街地の空洞化と都市の郊外化をもたらした。
結果、国道沿いなどには大規模なロードサイド型店舗が立地する事になり、
それは地方のマイカー依存度の増加に拍車をかけた。
とするならば、まず公共交通に対する支援や中心市街地の再生事業を強化し、
現在マイカーに頼っている輸送を少しでも鉄道やバスにシフトさせる、という政策を実行するのが筋だ。
現在の地方の交通状況を招いたのは間違いなく過剰なモータリゼーションであり、
優遇措置はその一翼を担ってきたのである。
地方の現況のために優遇措置が存在するのではない。
その優遇措置が地方に必要と主張するのは、筋違いも甚だしいだろう。
根本的な順序が逆なのである。

富山市に、「富山ライトレール」という鉄道路線がある。
これは元々JR西日本が運営していた富山港線を、
低床車両による路面電車化して誕生した第三セクター路線で、各方面から注目を浴びている存在だ。
JRが運行していた当時は1日当たり24本だった下り運転本数を、
一気に66本、データイムで1時間当たり4本という高頻度運転に切り替えた他、
均一料金やICカード対応などが好評を博し、赤字が多い地方鉄道には珍しく黒字経営を保っている。
それはつまり、これまで車などで移動していた人の何割かが、
このライトレールを利用するようになったという事を意味する。
鉄道は自動車に比べ輸送効率が高く、同じ量を運んだ場合のCO2の排出量は格段に少ないという利点を持っている。
必要だから優遇措置を維持するのではなく、こうした公共交通を再生させ、少しでもその「必要性」を減らす事。
それこそが本筋ではないか。


軽自動車は事故の際の死亡率が高い
軽自動車は確かに走行性などの面においてはかなり高くなっているが、
寸法の制限上、どうしてもクリアできない点が存在する。それは、衝突時の安全性である。
拡幅された車幅は居住性の向上に回されている為、寸法に余裕がある普通車に比べドアは非常に薄い。
また最近販売されている車種は室内を広くするため屋根の高さを高めているが、
細い幅で高い車高というのは、言うまでもなく転倒の危険性を増大させる事を意味する。

交通事故総合分析センターの統計によると、人身事故に関与した運転者1,000人あたりの死亡者数は、
シートベルト着用の場合で軽自動車では1.1人、小型自動車では0.6人となっている。
つまり、単純計算で、軽自動車の方が死亡する確率が2倍高い、という事を意味する。
現在、景気が悪化し普通自動車の売上げが低迷する中、軽自動車だけはダントツに売上げが伸びているが、
これは勿論、軽自動車の性能が向上し、購入を検討するに値する商品となったという事もあるが、
何より「税金が安い」という理由が大勢を占めているのが現実だ。
事故時の安全性を犠牲にして、軽自動車に乗る。
こうした現況を招いているのは、言うまでもなく軽へ対する優遇措置に他ならない。
国家が、企業が、こうした人命軽視の乗り物を税制優遇という形で推奨し続ける事が、
この問題の最大の問題点だと言っても過言ではないのではないか。

こうした軽の安全性を高めるには寸法制限を上げるしかないが、
そうなると最早いわゆる「コンパクトカー」と呼ばれる車種との差はほとんど無くなると言っていい。
となれば、既に軽自動車はその存在意義を失っているのは明白だ。
軽自動車という枠組みを廃止し、利用者の安全を守るためにはどうするのか、
環境へ負荷を与えないためにはどうするのか、
新しい規格や税の在り方を問う時代に来ているのである。
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コメント
--
軽自動車の税が安いのではなく普通自動車の税金が高すぎると思います。
それと「耳障り」という言葉はありますが「耳障りの良い」という表現はありえませんので・・・。
2008/06/16 00:47  | URL | 通りすがり #-[ 編集] |  ▲ top

--
貴重なご意見、有難うございます。
軽が安いのではなく普通自動車が高いだけであり、税金を上げる必要はない、
というご意見と判断させていただいた上で解答致します。

まず、個人的には「軽」という規格そのものを撤廃した方がいいと思っており、
その論拠として税金等を優遇する必要性は薄れて来た事、
重量が増大した結果現在の規格そのものに無理が来ていると考えている事を挙げています。
軽や普通自動車などという区分そのものを撤廃し、
排気量や車両重量、燃費等を総合的に加味した新しい区分を定め、
それによって環境への負荷が大きい物ほど税金を貸した方が良いというのが私の考えで、
従って軽が安いだのいや普通自動車が高いから下げればいいという事は問題ではないのです。

無論、1ドライバーとしては減税していただければ嬉しいですが、
環境に対する負荷が騒がれているこのご時世に減税する事はまず有得ないと思います。
少なくとも、国際的には自動車の利用を推奨する様に映るでしょうし、
環境問題を巡る協議の主導権を失う事にもなりかねませんので、下策でしょう。

あと、「耳障り」は「耳触り」の変換ミスですね。
こっちの方も学者によっては認める人と認めない人がいるみたいですが…そこまではご容赦を(笑)
2008/06/16 20:25  | URL | お茶 #-[ 編集] |  ▲ top


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